2009 年 3 月 のアーカイブ

IPv6と新興国のニーズに日本企業の技術力

2009 年 3 月 22 日 日曜日

日本は戦後ものづくりで奇跡的な復興を遂げ、世界的な企業を幾つも生み出してきた。特に日本は電子工業製品にかんして高度な技術を保有しており、日本ブランド=高品質というイメージをも生んだ。

しかし90年代からアジア諸国の技術力も増し、一般電子機器の性能もほぼ同等に成りつつある。又、台湾などはOEM生産も得意し、有名メーカーのミュージックプレイヤーやパソコンの製造も実は台湾企業が行っていることもある。

しかい日本も負けていられない。これからは欧米ではなくアジア中心の世界経済になるに当たって、日本も存在感を維持できるほどの技術と製品を世界に送り続ける必要性がある。

私は今個人的に気になっている企業がある。インターネットプロトコル技術を開発、提供するフリービットだ。

アメリカが起点となって開発されたインターネットには個別端末の住所となるIPアドレスがある。今現在主に使用されているのはIPv4というタイプのIPアドレスであり、開発源のアメリカではまだ十分空きがあるが、新興国などには十分なアドレスが与えられておらず、ある意味経済成長を妨げる原因にもなっている。

特に中国ではこのIPアドレス枯渇が大きな問題になっており、1つのIPアドレスを確保するのに膨大なお金を払わざる終えない状態にある。

又、これから更に加速化するであろうユビキタス社会にはIPアドレスが重要なキーになる。1人あたりのネットワークコネクションデバイスが増えれば個別デバイスの認識を簡略化する必要があり、さらにIPアドレスが

必要となる。

この問題を解決するために新しいIPアドレス形式IPv6が開発され、フリービットはEmotion LinkなどIPv6関連技術を日本のみならず中国などに提供している。

又、フリービットのすごいところは企業向けだけではなく、この新しい技術を一般消費者向けにも提供しようとしている点だ。その初めとしてリリースしたサービスServersmanはおもしろい。
ServersmanはApple社のiPod tocuh/iPhoneのappとしてリリースされたアプリケーションで、今持っているiPod touchをサーバ化する事が出来る。
私も早速自分のiPod tocuhで試してみたが、これがおもしろい。ポケットに入れているiPodが全世界からアクセスできるサーバになるのだ。今はただ単にサーバ&ストレージでしかないが、アイデア次第ではおもしろいサービスができそうだ。

今後、IPv6サービスのニーズは更に増大していくことだろう。
いち早くニーズを予見し、高度な技術力で商品を生み出しているフリービットは今後日本の代表企業の一つとしてなるかもしれない。
インターネット先進国として言われてきたアメリカは今までYahooやGoogleなど有名企業を生みだし、インターネットのベースを握るような技術を開発、提供してきた。
今後は加速するモバイル化と共に日本企業が開発した技術で端末認識用のルーティングなどそれらベースとなる技術を開発、提供できればアメリカ中心型のネット産業から一歩脱却できること間違いないだろう。