‘未分類’ カテゴリーのアーカイブ

中国の経済成長と消費から見える国民の生活

2009 年 9 月 2 日 水曜日

BRICsの一カ国でもある中国はサブプライムローンの影響も抜けだし、回復へとシフトし始めた。

元々世界の工場として活躍してきた中国であったが、今ではGDPの伸び率も高く、先進国を抜く勢いである。又、外貨準備高もずば抜けており、アメリカ国債の保有数も世界一だ。あのアメリカでさえ今や中国を無視できない若しくは以前のように対抗できないまでに陥ってしまったのである。

人口の数も勝りながら、技術や教育の進歩もめざましい。事実、多数の外資系企業は中国北京大学や理系の最高峰でもある清華大学などと共同で様々な最新技術を開発している。その為研究費も豊富で新たな人材育成も実現できている。

以上のように中国は20年前とは大きく変わり、着々と先進国への階段を上りつつある。

しかし、ここで一つ気になることがある。
それはGDPに対する国内消費の低さである。

通常、国が高度成長期に入ると国民一人あたりの所得も増え、消費も増えるのが一般的である。しかし、中国の国内総生産に対する消費が非常に低い。

マッキンゼー国際研究所のデータによるとアメリカの場合対GDPの国内消費率は7割、日本は5割である。しかしあれだけ海外に商品を輸出し外貨を得ている中国が対GDPの国内消費率は3割にしか満たないという。

理由は様々だが、マッキンゼーとのインタビューの際、中国の大学教授はセーフティネットの不整備が人々の将来に対する不安を煽り、結果お金を貯金に回してしまうのだという。

私はこのインタビュー動画を見た際、NHKの番組「激流中国」にて中国の医療問題を伝える放送を思い出した。
そこには目に病気を持ってしまった息子を持つ夫婦の姿があった。夫婦共働きで稼いだお金を持ち、長時間の長旅の末北京の病院に着く。しかし診察を受けただけで手持ちのお金が殆ど消えてしまい、最悪なことに目の病気は進行し治療を受けないと失明してしまうと宣告される。母親は息子を失明から守るため親戚、知人を回り治療費を集めようと努力する。しかし、既に借金をしており中々集まらないが、後に訪ねた母親の母(患者の祖母にあたる)が手持ちのお金を全て渡した。再度長時間の旅をえてたどり着き目の治療をする息子と母親。しかし一方で優先的に治療を受ける高所得者の子供達・・・。もともと中国では社会主義国家の為、医療などは国が負担していた。しかし大胆な改革後、実質的に医療費は患者が負担することになった。

この放送を見た際、私はこれほどまでに中国の所得格差は拡大し、急激な経済成長に乗り遅れてしまった人々が生活基盤までもが改革によって危うくなり、将来の災難にも備える為、殆どの収入を貯金に回すのは自然な流れだと感じた。
しかし、国民の不安を和らげ国民の消費が伸びない限り、生活水準の向上は望めず、G8など豊かな国を目指すにはまだまだ時間が掛かりそうだ。

現在、中国政府は先進国を目指して様々な政策を行っているが、物理的に広大な土地の上に存在する中国では、中央政府が地方を隅々まで徹底管理するのは難しいのかもしれない。又、今まで閉鎖的だったため市場開放と共に押し寄せた劇的変化に法律やセーフティネットなどの整備が追いついていないのが現状である。又、ウィグル自治区問題や自由市場導入による貧富の差の増大など中国には一先進国として成るまでには様々な問題があり、今後どのように中央政府を始め関係省庁が対処、解決していくか注目が集まるところである。

<参考>

If you’ve got it, spend it: Unleashing the Chinese consumer:
http://www.mckinsey.com/mgi/publications/unleashing_chinese_consumer/index.asp

China’s consumption challenge:
http://www.mckinseyquarterly.com/Chinas_consumption_challenge_2427

激流中国 病人大行列 〜13億人の医療〜:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080615.html

上場の道のりとIFRSの適用

2009 年 8 月 21 日 金曜日

最近書店に行くと良くIFRS関連の書籍を見かける。どうやら今年からIFRSの適用が本格化し、それに関する書籍も売れていると事だ。

ちなみにIFRSとは国際会計基準委員会が作成・設定した国際財務報告基準のことで、今まで各国独自の基準で処理されていた会計報告基準を1つに統合した物である。

そもそもなぜIFRSが作成されたかというと、国際化が進む中、各企業は国毎に異なる財務報告書を作成するよりも、1つに統一する事により国際的企業間の比較を可能とし、今後更に進であろうグローバル化に対応する為である。すでにEUの上場企業はIFRSに適応しており、日本でも2015年又は2016年から上場企業に強制適用が行われる見通しだ。

一見するとデメリットがないように思えるが、今までの財務報告基準と大きく異なる為、日本企業にとってはJ-SOX法適用以上の混乱が予想されると言われている。そもそも今までの日本の会計報告基準はアメリカ型の条文主義を元に行われていたが、IFRSはイギリスの原理原則主義を基礎としているため、多くの基準項目が異なったり禁止される場合がある。こうなると後数年の内に日本の上場企業はIFSRに対応するため新たに人材確保や部署やシステムの設置が必要になり、上場維持にかかるコストが増えることになる。

すでにIFRS以前に適応となった内部統制(J-SOX)による上場コスト増大は大きな影響をもたらした。アメリカのエンロン事件が引き金となり株主や利害関係者の権利を守るためにSOX法がアメリカで執行され、後に日本でもライブドア事件などにより日本版SOX法の制定・執行となった。それまで各会社毎に任されていた統制業務を厳しく厳格化し、報告義務を課した。内部統制と一言に言っても様々な要素から構成され、全項目を正しく統制するには多大なる人力と金がかかる。例えば企業による情報管理も厳格化された一項目だ。アクセス権限をユーザー毎に管理するツールやシンククライアント導入など初期投資は計り知れない。又、上場企業と取引をしている企業にもプライバシーマーク取得の強制や18号監査の適用などJ-SOX法の影響は決して上場企業だけではない。これが企業の基盤とも成る財務報告書の基準改定になるとSOX適用以上の負担が予想される。

こうなるとこれから上場を目指している企業にとっては道のりが更に厳しくなったとも言える。新興市場での上場はともかく、内部統制やIFRSにかかるコストを差し引いてもある程度の利益を出せる企業のみが上場し、尚かつ上場維持が出来るため、スピードや将来的価値以上に体力を持った企業しか今後株式公開を実現出来ないのかもしれない。

salesforceCRMは単なるCRMではなかった。

2009 年 8 月 20 日 木曜日

こんな事を書くとセールスフォースからいくらか貰っているかと思われる人もいるかもしれない。そんな事は一切無いが、事実セールスフォースのCRMはすごいと感じた。

今日、セールスフォースのセールスから一通り使い方などの説明を受けたが、その際使い方次第ではCRM以上の使い方が出来ると感じた。

セールスフォースの一つの特徴でもある柔軟性は非常に目を見張るものがある。カスタマイズ機能がデフォルトで搭載され、上手く利用すればオリジナルDBや掲示板、カレンダー、ワークフロー管理などCRMとは別にグループウェアとしても利用できる。

その他にもForce.comを利用すればセールスフォープラットフォーム上にWebサイトなどを構築でき、そこから集めるデータや表示するデータをCRMや案件のDBと連携でき、管理できる。すでにこの機能を利用している企業も多く、デルにいたってはユーザーからのリクエストなどを受け付けるコミュニティサイトなどを構築し、国内有名ITベンター企業ではFAQサイトを構築し、FAQのコンテンツをセールスフォースのDBで保存・管理している。

今まで様々なSaaS型のCRMを見てきたが、正直これほどまで自由がきくCRMはセールスフォース以外見たことがない。

9月15日にはセールスフォース社が主催のイベントもあり、是非参加して彼らのサービスをさらに知りたいと思った。

格安だけじゃない、東京格安宿ホテル丸忠

2009 年 8 月 13 日 木曜日
ホテル丸忠ー洋室
ホテル丸忠ー洋室
ホテル丸忠ー洋室

私はここ数年、東京で泊まる際は南千住に位置する丸忠を利用している。東京という場ながら1泊3500円と安い。

丸忠を利用し始めるまで、私は山手線の駅から歩いて1分の所にあるビジネスホテルを利用していた。値段は1泊朝食付きで8000円。価格もそこそこで部屋なども普通であった為、何のためらいも無く利用していた。

しかし丸忠を知った今、もう利用できない。
倍以上の価格の割には丸忠のサービスの倍以上の満足感を感じないからである。

私がここまで丸忠を贔屓にするのはやはり価格以上のホスピタリティーサービスにある。
普通は東京で3500円と聞くとカプセルホテルや簡易宿泊所のような寝床を思い浮かべる人も少なくないだろう。

しかし丸忠の場合は、各部屋は十分なスペースがあり、清潔だ。
又、テレビ、エアコン、無線LANも各部屋に付いており、非常に快適に利用できる。その他にも共同のトイレや洗面所、風呂も清潔が常に保たれ、気持ちよく利用できる。勿論バスタオルやハンドタオルも貸し出されるので、わざわざ持ち込む必要がない。

1階のロビーには自動販売機があり、又だれでも利用できるパソコンが2台設置されインターネットを利用できる環境がある。

又、ちょっと駅から歩くものの、南千住駅(最寄り)からのアクセスも良く、南千住から東京中心まで直ぐに着く場に位置する。

これで3500円は安い。

一昔前、日雇いの場でもあった山谷には日雇い労働者向けの格安宿(簡易宿泊所)があった。質にはこだわらずその日の寝床として営まれていた格安宿であったためビジネスマンなどからは敬遠されていた部分もあっただろう。しかし、今では大きく代わり格安ながらも清潔で快適にできる格安宿になりつつある。実際私が泊まった際も、東京に遊びに来ていた台湾の観光客からサラリーマンの方、若い女性まで様々な層が泊まっていた。

クラウド? salesforce.com!?

2009 年 6 月 19 日 金曜日

最近、日経新聞や雑誌などには流行語のように「クラウドコンピューティング」という文字を見かける。

クラウドコンピューティング(以下、クラウド)とは今までのホスティングと異なり、CPUや回線など、使った分だけに対して金額を払い、個人でも巨大なサーバを使用できる新しいホスティングの考えだ。

そのクラウドでもAmazonと共にリーダ的な存在になりつつあるのが、salesforce.com だ。
salesforceとはアメリカ、サンフランシスコに本社を置くオンデマンド型ソフトウェア会社だ。

基本的にはビジネスユーザー向けにサービスを提供しており、NYSEへの上場も果たした大企業だ。

今では創業当時から提供しているCRMから、force.comなどプラットフォームまでも手がけ、トータル的に企業をITの面でバックアップできるサービスを構築している。

セールスフォースが提供するサービスの特徴はなんといってもビジネスアップを格安で使えることにある。CRMやEPRなどビジネスアプリケーションは独自で導入すると莫大なコストがかかる。従ってこのようなアップを使用できるのは大企業に限られていた。しかし、セールスフォースはソフトウェアやハードを直接販売せず、あくまでもリソースをインターネット上で提供するサービスで勝負している。このため、各アップを動かすために必要なDBソフトやサーバなどユーザーが用意する必要は無く、1ユーザー1万強で今まで手が届かなかったビジネスアップを使用することができる。

以前、NHKのクローズアップ現代にてこのセールスフォースが取り上げられた。その際、一ユーザーとして株式会社ツルガの敦賀社長が出演されていた。敦賀社長はIT導入にとても意欲的で、salesforceを最大限に活用されているように見えた。
グローバル化が進む中、製造業も苦戦を強いられている。今までは品質などある意味付加価値で日本製品は売れていたかもしれないが、技術的に並列化が見られる現在、価格が非常に大きなファクターを持っていると言える。その中、以前のようにリストの中から順番に営業に行っていても機会費用を無視しているだけにしか過ぎない。

しかしCRMを利用することにより、コンピュータが入力されたデータ等から見込み客を可視化して表示するため、企業は効率よくお客様へのアプローチを行える事になる。この点、クローズアップ現代ではツルガの敦賀社長はCRMを非常に効果的に使用していたように見えた。又、今ではセールスフォースのプラットフォームを利用して独自の会員向けポータルサイトまで構築している。 (https://ap.salesforce.com/sserv/login.jsp?orgId=00D100000004QOd)このようなプラットフォームを構築するにはコストと時間が掛かるが、セールスフォースのプラットフォームを利用することにより両方一気に削減することができる。

この20年間、この業界のキング、マイクロソフトを中心に動いてきたコンピュータ業界は、このクラウドという新しい考えにより今後大きな転換期を迎えるかもしれない。そう言った意味では2009年、2010年は非常に重要な年となることは間違いないだろう。

IPv6と新興国のニーズに日本企業の技術力

2009 年 3 月 22 日 日曜日

日本は戦後ものづくりで奇跡的な復興を遂げ、世界的な企業を幾つも生み出してきた。特に日本は電子工業製品にかんして高度な技術を保有しており、日本ブランド=高品質というイメージをも生んだ。

しかし90年代からアジア諸国の技術力も増し、一般電子機器の性能もほぼ同等に成りつつある。又、台湾などはOEM生産も得意し、有名メーカーのミュージックプレイヤーやパソコンの製造も実は台湾企業が行っていることもある。

しかい日本も負けていられない。これからは欧米ではなくアジア中心の世界経済になるに当たって、日本も存在感を維持できるほどの技術と製品を世界に送り続ける必要性がある。

私は今個人的に気になっている企業がある。インターネットプロトコル技術を開発、提供するフリービットだ。

アメリカが起点となって開発されたインターネットには個別端末の住所となるIPアドレスがある。今現在主に使用されているのはIPv4というタイプのIPアドレスであり、開発源のアメリカではまだ十分空きがあるが、新興国などには十分なアドレスが与えられておらず、ある意味経済成長を妨げる原因にもなっている。

特に中国ではこのIPアドレス枯渇が大きな問題になっており、1つのIPアドレスを確保するのに膨大なお金を払わざる終えない状態にある。

又、これから更に加速化するであろうユビキタス社会にはIPアドレスが重要なキーになる。1人あたりのネットワークコネクションデバイスが増えれば個別デバイスの認識を簡略化する必要があり、さらにIPアドレスが

必要となる。

この問題を解決するために新しいIPアドレス形式IPv6が開発され、フリービットはEmotion LinkなどIPv6関連技術を日本のみならず中国などに提供している。

又、フリービットのすごいところは企業向けだけではなく、この新しい技術を一般消費者向けにも提供しようとしている点だ。その初めとしてリリースしたサービスServersmanはおもしろい。
ServersmanはApple社のiPod tocuh/iPhoneのappとしてリリースされたアプリケーションで、今持っているiPod touchをサーバ化する事が出来る。
私も早速自分のiPod tocuhで試してみたが、これがおもしろい。ポケットに入れているiPodが全世界からアクセスできるサーバになるのだ。今はただ単にサーバ&ストレージでしかないが、アイデア次第ではおもしろいサービスができそうだ。

今後、IPv6サービスのニーズは更に増大していくことだろう。
いち早くニーズを予見し、高度な技術力で商品を生み出しているフリービットは今後日本の代表企業の一つとしてなるかもしれない。
インターネット先進国として言われてきたアメリカは今までYahooやGoogleなど有名企業を生みだし、インターネットのベースを握るような技術を開発、提供してきた。
今後は加速するモバイル化と共に日本企業が開発した技術で端末認識用のルーティングなどそれらベースとなる技術を開発、提供できればアメリカ中心型のネット産業から一歩脱却できること間違いないだろう。

blogを始めました

2008 年 12 月 5 日 金曜日

皆様、こんにちわ。

今日からこのブログを通し、弊社ウェブサイトに関してのお知らせや、管理人DTのコラムなどを公開できればと思います。

不定期的には成ると思いますが、出来る限り継続して行きたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。