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ソイソースを米国で一般化したキッコーマン

2008 年 12 月 16 日 火曜日

醤油、それは日本のどの家庭でも見る調味料の一つだ。主に東アジアでは一般的に食されているが、今ではケチャップと同じくらいポピュラーであり、アメリカに限ってはほぼ全地域で入手可能だ。

米や生ものを食す文化がないアメリカで、これほどまでに醤油を定着させ、新たな市場を開拓した立役者としてキッコーマンがある。

日本でおなじみ老舗キッコーマンは醤油を初めとし様々なオリエンタルフードを製造、販売している。
今では食料品に限らず様々な事業を展開しており、日本を代表する一企業と言っても過言ではない。

キッコーマンがアメリカ進出に本格的に始めたのは、今や世界的企業とも言われるトヨタやソニーとほぼ同時の1950年代。「世界進出するには先ず初めに世界の大国であるアメリカ合衆国で市場を開拓する」という考えが一般的だった頃、キッコーマンも醤油でアメリカに乗り込んだ。しかし欧米とアジアでは主食そのものが異なり、一般家庭で食されている食べ物には醤油は合わなかった。しかし幾つもの試行錯誤を行い、今では米小売り大手Wal-Martほぼ全店で販売されるようになり、アメリカでの醤油シェア50%以上を占めるようになった。又、ブランド名 KIKKOMA = 醤油 として定着し、海外で幅広く知られている日本企業の一つでもある。

現在、Wal-Martに行くと一般的な醤油からテリヤキソース、味噌ソースなど様々なキッコーマン商品を目にする。
日本人にとって、現地で日本食を安値で調達できるのはありがたい。

今、世界で心配、危惧されている金融危機。
アメリカ経済は急速的に衰退し、先日ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授は、今後の米経済は日本の失われた10年に似た経済低迷を迎えるかもしれないと警告した。
しかし現在も人口増加は止まらず、3億人の市場があるアメリカは今後も世界経済にとって重要な市場であることは間違いないだろう。そういう点では企業がアメリカでの市場維持に力を入れるのには一理あるのかもしれない。

*アメリカでの挑戦と成功