星野リゾートのWebマーケティングから学べること
2009 年 7 月 31 日 金曜日ちょっと古い情報だが、リゾート企業のリーダ的存在でもある星野リゾートはインターネット上での顧客獲得に力を入れている。
2007年の記事 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070919/282409/ には星野リゾートがWebでの顧客獲得に力を入れている事が記載され、Webサイト上で顧客を逃がさないよう厳しいガイドラインまで制定している徹底ぶりである。
そして、今年1月の記事 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090120/183232/ には予約数8割増と記載されている。この記事で注目したのが代理店を通さないWebマーケティングだ。
所謂ポータルサイトの地位を確立したサイト(Yahooや楽天、一休)などはその知名度、PVを活用して様々なサービスを提供している。その中に宿泊業に特化したポータルサービスがある。楽天はこの点においても非常に有名で、サービスを提供するWebサイトを楽天トラベルと呼んでいる。登録すれば宿泊場所の情報が掲載され、楽天トラベルを通して契約が成立した際はマージンを支払うことになるだろう。(参考:http://ameblo.jp/pilot/day-20050629.html)
その他に楽天トラベルのサービスの一つにASPによる予約・空室管理システムがある。このシステムを利用すればサーバーやソフトウェアを自前で持たなくとも空室状態や予約受付、状態確認がWeb上で行える。一見すると親切なサービスのようだが、同時にこのシステムの利便性になれてしまえば、ますます楽天トラベルに依存したホテル経営が必然となる。
しかし、上記の記事からも分かるように星野リゾートは代理店依存からの脱却を目指し、Web上での顧客獲得に力を注力している。その中にはAjax技術を利用した利便性向上なども含まれる。
なぜ宿泊業界もインターネット上での顧客獲得に力を注力しなければ成らなくなったのか。やはり消費者動向の変化が一つの理由だろう。
最近、以前の様なパッケージ化されたツアーはあまり好まれていない。
インターネットの活用により消費者も様々な情報を元に自分たちで旅行ツアーを企画したりする傾向があるからだ。
例えば航空チケット。今更言うことではないが、Googleなどで 「格安 航空チケット」 と検索すれば比較サイトが並ぶ。
又、地元での老舗や評判のある飲食店を探すのに特化した口コミサイト食べログを利用すればわざわざ専門雑誌を買わなくても地域情報を直ぐに手にすることが出来、評判やコメントから第三者の声を元に場所を決めることが出来るようになった。
宿泊する場所もネットを利用すれば自分のプランにあった所を選べ、尚かつブログや口コミサイトから評判を確認でき、その情報が予約の判断材料になる。なぜなら殆どの消費者は販売側やサービス提供側が言う情報を鵜呑みにしなくなったからだ。Blogという媒体からamazon、mixiやfacebook、Twitterなど消費者は今や商品やサービスに関する情報を様々なサイトから入手できる。
その他にも携帯サイトも重要視すべき媒体だろう。今や1人1台は当たり前の携帯は24時間持ち歩き、手軽にサイトにアクセスできる。その手軽さを利用してマクドナルドはクーポンを携帯から入手できるサイトを運営している。その他にも全国にFCを展開する飲食やコンビニなど様々な企業がここ最近携帯による販促・顧客獲得に再度力を入れ始めている。(雑誌販促会議に詳しく取り上げられている。http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/hansokukaigi/img/article/0908-02_l.pdf)
Web1.0とは根本的に異なったWebサービスが多く存在する現在、B2C企業は今までの販促、販売方法を見直し、新たな顧客獲得を開始するときなのかもしれない。
